昨日も診療終了後、北九州の勉強会「志学会」。今回は歯内療法専門医の野間先生に講演をして頂きました。
歯内療法とは歯の「根の治療」のことです。
外からは見えないのでとても地味ですが、歯を保存する上で、基本的で、非常に大切な治療項目です。
今回は基礎の確認と知識のアップデート。現在の歯内療法の最新の考え方と、実践するためのコツや器具などを教えていただきました。
すこしずつですが変わっていく治療法。より良い治療が提供できればと思います。
歯科医療のDX
本日は博多駅で口腔内スキャナーの第一人者、小池軍平先生のセミナーを受講してきました。
口腔内スキャナーとは小型カメラでお口の中を撮影し.データを3D画像として記録する装置で、歯医者で行う従来の型取りをデジタルで行うものです。
元々は補綴物を作るために開発されたものですが、その普及に伴って、義歯、矯正、患者さんへの説明など色々な用途に使われています。
基礎的な使い方から様々な活用法を教えていただきました。
歯科の世界でも広がるDX化。
どんどん便利で面白い世界になってきています。
カリオロジーセミナー
診療終了後、勉強会参加のため一路小倉へ。
今回はインディアナ大学のカリオロジー科で准教授をされている安藤先生をお招きして、講義をしていただきました。カリオロジーとは虫歯を防ぐ学問です。う蝕活動性の評価やう蝕の管理について教えていただきました。今回は2回目になりますが、ライフステージごとの、リスク管理についても教えていただきました。
生活環境の段階によって、注意すべきことは変わっていきます。
生涯を通じて歯を守るお手伝いができればと思います。
年末年始の診療時間
12月29日(木)から1月3日(火)まで休診とさせていただきます。
ご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。
なお、1月4日(水)は9:30~19:00で診療いたします。
お盆期間の診療時間のお知らせ
8月11日(木)~15日(月)は休診とさせていただきます。
16日(火)より通常通りの診療とさせていただきます。
ご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。
口腔外バキューム「アルテオ」
新型コロナウィルスの感染拡大が心配される昨今です。
歯科医院でも、これまで以上の感染対策が求められています。
新型コロナウィルスの感染には飛沫感染の関与が指摘されています。
この度、当院では口腔外バキュームを導入しました。
口腔外バキュームとは、治療用椅子の隣の大きな吸引装置で、歯の治療や清掃で生じる飛沫物を取り除くための装置です。
この装置の導入により、治療時の飛沫の発生を最小限に抑えることが可能になりました。また、換気機能も備えているため、今後の感染対策への活躍が期待できます。
とはいえ、道具は二次的なもので、一番大切なのは、マスクの着用や正しい手洗い、消毒の徹底なと、感染対策への人間の意識だと考えています。
スタッフ一同、皆様が安心して歯科診療を受けられるように努めてまいります。
機能も素晴らしいんですが、
カッコいい・・・
院内セミナー
副院長の高橋朋子です。
本日は午前の診療時間を少し早めて勉強会です。
今日の勉強会は、株式会社GCの衛生士さんに来ていただいて、歯ブラシの上手な使い方を教えてもらいました。
歯磨き方法の基本はスタッフは皆もちろん知っていますが、当院で扱っている歯ブラシ、『ルシェロ』の詳しい特徴と効果的な使い方について、あらためて勉強しました。
この『ルシェロ』は少し変わった形をしていて、すごくスタイリッシュです。
ですが、オシャレでこの形なのではなく、それぞれに深い意味があり、とても効果的に磨けるように設計されています。
『ルシェロ』の歯ブラシは種類がたくさんあって、患者さんのお口に合った歯ブラシを「処方する」のです。
ドラッグストアなどで売られている、手頃な価格の歯ブラシをお使いの方も多いと思います。私も以前はどんな歯ブラシでも同じだと思っていました…笑。
しかしこの『ルシェロ』の歯ブラシを初めて使ったとき、磨いた瞬間「あっ、違うな!」と、びっくりしました。磨きにくい所にちゃんとブラシが当たって、とにかく気持ちいい!!もう元の歯ブラシには戻れません。
歯医者さんでしか買えない、自分に合った「処方された歯ブラシ」を皆さんも一度試してみてはいかがでしょう?
日本臨床歯科補綴学会8カ月コース終了!
今年の年間コースが先日終了しました。
受けていたのは「補綴治療を行うための基本8ヶ月コース」です
これは顎の関節の構造、顔の筋肉の付き方、姿勢の話など基本的な話から始まり、治療を施した歯や、その他の歯、顎の関節をどうやって治していくか、守っていくかというテーマで月に2日間、8ヵ月に渡って学ぶコースです。
終了、と書きましたが、実はこのコースを受講するのは3回目です。今回は復習と知識の更新のため参加しました。
周りを見ると再受講の見知った顔がちらほらと。歯医者だけでなく、入れ歯や被せ物を作る歯科技工士さんも多数参加しています。
このコースは来るたびに新しい情報や、新しい気付きがあります。なので再受講する人が大勢います。
人の「かみ合わせ」はとても複雑な機構を持っています。何も考えずに削って被せたりしたら、歯や顎を壊してしまう可能性があります。
治した歯が壊れないように、新しいむし歯にならないように、我々歯科医療従事者は細心の注意を払わなくてはなりません。
また、そうならないように定期メンテナンスが必要ともいえます。
歯科のデジタルソリューション
本日は天神のSirona社さんへお出かけです。
Sirona社はドイツの歯科機器メーカーで世界最高峰の技術を持った企業です。当院も滅菌消毒器やレントゲン機器でお世話になっています。
今日のお目当てはセレックです。
セレックとは、歯の被せ物をデジタルで作ってしまう機械です。
通常歯の被せ物を作るときは、型取りをして、模型を作り、技工士さんが被せ物を作って、患者さんのお口の中に入ります。
セレックでは歯の写真を撮り、データを送ると被せ物を機械が自動で作ってくれます。
世界最高峰のデジタル技工マシーンの見学です。
本日は模型で体験です。カメラが模型を読み込み、目の前で機械が削り出していきます。
みるみる間に形が出来てきて、あっという間に完成しました。
もちろん万能ではありませんし、人の手が必要なところがまだまだ多々ありますが、子供の頃、マンガで見たような世界は近づいているのかもしれません。
CRセミナー
本日は診療終わりに駆け足で「CRセミナー」へ
CRとは「コンポジットレジン」の略称で、いわゆる「プラスチックの詰め物」の材料です。
一般的に、説明の際には「プラスチックの詰め物」と説明されますが、実際にはセラミックの結晶が含まれて、その強度・美しさは各メーカー技術の粋を集められて作られています。
きれいなだけでなく、歯に「接着する」ため2次むし歯にもなりにくい治療法です。
何よりも最大のメリットは自分の歯を削る量が最小限で済むことだと思います。
以前は、接着力や耐久性に問題がありましたが、近年、性能が飛躍的に向上し「正確な使い方」をすればとても信頼できる歯科材料になっています。今回はその「正確な使い方」を基礎的な話から、実際の技術まで2日間みっちり学んできました。
今回学んだ知識と技術を皆さんに還元できるよう取り組んでいきたいと思います。